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2009年10月26日 (月)

放送大学vs慶応(通信) 比較【その3】 通信指導(レポート)1

放送大学でも慶応(通信)でも、単位認定試験(科目試験)を
受験するためには、通信指導(慶応ではレポート)を提出
しなければならない。

放送大学では、科目登録した学期に通信指導に合格しなけ
れば単位認定試験の受験資格がない。通信指導不合格または
未提出の場合は、次学期にもう一度提出の機会がある。
また、試験に不合格の場合は、次学期に通信指導なしで
再受験できる。

慶応では、レポートを提出しておけばレポートの合否に関わらず
受験出来る。ただし試験に合格しても、レポートが合格しなければ、
何度でも再提出して合格する必要がある。

両校を比較した場合、放送大学の通信指導は、問題なく易しい。
殆どがマークシート式で、テキストをパラパラとめくれば、初見でも
1科目20分もあれば出来るものが多い。しかも(私が昔某教授
に直接聞いた情報によれば)0点でなければ合格だと言うことだ。

しかし以前は現在のような安直なものではなかった。記述式で
2000字程度の内容を要求するものも多かった。例えば博物館学
I , II では、実際に博物館を訪れる必要があったし、課題図書を
読む必要のある科目もあった。

通信指導がおざなりになったのは、放送大学が全国化し、
学生数が飛躍的に増えたため、膨大な数の記述式レポートを
添削・採点することが不可能になったためであろう。
マスプロ教育の弊害の一つである。

次回から、昔の通信指導のなかで印象に残ったものについて、
いくつか書いてみたい。

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