教授とのコミュニケーション(放送大学の場合)
放送大学に入学した当初、この種の大学では、卒論(当時必修)
指導以外では、教授との個人的な接触は望めないものと半ば
諦めていた。面接授業といえども、わずか5回(当時)きりである。
ところが入学2年目、「衣生活概論」の通信指導(記述式)が返却
されたとき、担当の矢部章彦教授から、是非研究室を訪ねて来る
ように、とのコメントを頂いた。
早速お邪魔して「自然の理解」の専攻特論(卒論)の方法論などの
お話を伺ったが、その際、放送教育開発センター発行の雑誌に、
面接授業に関する話を書いて欲しいとの依頼を受けた。
通信指導と、実験面接授業のレポートの内容で執筆者の目星を
つけられたようだった。手抜きせずに良いレポートを書けば、
先生に名前を覚えていただけるとの感触を得た。
渡辺融教授が就任されたのは1994年のことである。野球大好き
人間の私が、関西の某大学の学生だった頃、渡辺教授は年に
一度定期戦で対戦する東大野球部の青年監督だった。いわば
あこがれの人である。是非いろいろ野球の話を伺いたいと思い、
「日本人の球心」の面接授業を申込んだ。
終了後のレポート課題は、明治期の野球指導書の一部を
600字で要約せよとのものであったが、それ以外にも講義に
関することを書いても良いとのことで、私は図書館に通い詰め、
参考文献23冊を読み、最近の野球選手養成の問題に関する
7200字ほどのレポートを2週間で仕上げて提出した。
次学期、先生の別の面接授業を申し込み、やや遅れて出席
すると、いきなり「ああ、○○さん来られましたね」と言われて
びっくりした。あの大人数の教室で、名前どころか、顔まで
割れていたとは・・・。
卒論指導でお世話になった先生方は勿論、同窓会の世話役を
して知り合いになった先生、面接授業で名前を覚えていただいた
先生など、教授とのコミュニケーションは、若い頃通った大学と
比較しても決して少ないことはない。
様々な機会を利用して、積極的に教授との接触を図ることは、
勉学意欲の継続に大いに役立つと思う。
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