基本・基礎科目(自然系) 一番頑張った科目
放送大学に入学して最初の専攻は「自然の理解」だった。
理数系を専攻するには、系統的に知識とスキルを積み上げて行く
必要がある。しかし高校を卒業して25年、その後大学の教養課程
でわずかに勉強した他は、日常生活では理科や数学に全く触れる
こともなかったので、基礎学力の不足は明らかだった。
とにかく放送大学の基本・基礎科目の自然系(当時の分類)だけは
全部履修しようと決意した。
自然科学の分野で25年のブランクがどれほど大きいものか、
勉強を初めてすぐわかった。高校で習った箇所さえあやふやなのに
全く基礎概念さえ理解できない新しい分野が多すぎるのである。
1957年高校1年の時、ヒトの染色体数は女性48、男性47と教わった
というと、本気にされないが、ヒトの染色体数が46だと確定したのは
1956年のことで、教科書がやや遅れていたに過ぎない。
高校時代の復習と、時代に取り残されていた25年分の遅れを
一気に取り戻すべく履修した「基礎生物学」「基礎化学」「基礎
宇宙地球科学」などはいずれも4単位科目で、盛りだくさんな中身に
戸惑った。「基礎物理学 I 」「基礎物理学 II 」は意外に易しく感じた。
内容が一番難解だったのが「物質とエネルギー」でこれは後に
専門科目になった。
結局、最初の4年で、目標とした基本・基礎科目完全制覇(再履修
制限科目を除く・38単位)は達したが、その中で一番勉強したのが
「確率論・統計学」(4単位)である。
これまでこの分野は全く学んだことがなく、とにかく中学生レベルの
知識もない。高校生向きの易しい問題集と参考書を買ってきて
問題集の500題を一つ残らず解いた。放送大学のテキストの方は
時間がなくて、前半の確率論の部分しか見られず、再試験を覚悟
していたが、なんとか合格した。(86年 3学期 評価B)
「初心忘れるべからず」というが、あの頃のやる気はもうかなり
失せてきているのが、我ながら情けない。
| 固定リンク
「放送大学思い出」カテゴリの記事
- 23年度2学期の受験科目の感想(2024.02.06)
- 【同時進行】23年1学期受験科目感想「計算の科学と手引き」19「フランス語 I」18「宇宙の誕生と進化」19(2023.07.27)
- 【同時進行】受験科目感想 「初歩のロシア語」22 「ドイツ語Ⅰ」19 「太陽と太陽系の科学」18 (2023.01.31)
- 【同時進行】32枚のエキスパート認証状が揃った(2022.04.01)
- 【同時進行】エキスパート32プラングランドスラム達成!(2022.02.17)
「放送授業」カテゴリの記事
- 【同時進行】来学期の登録 平均点の低い科目を選ぶ(2023.08.15)
- 1000単位が見えてきたかも。呆けずに長生きできたらのハナシですが。(2023.02.23)
- 来期の登録は? やはり難科目を(2022.08.21)
- 難科目のはずだったのに・・・過去問通りかよ(2022.08.06)
- 【同時進行】さて次学期の登録は? 難科目を選ぶことにした(2022.02.18)
「試験」カテゴリの記事
- 23年度2学期の受験科目の感想(2024.02.06)
- 【同時進行】来学期の登録 平均点の低い科目を選ぶ(2023.08.15)
- 【同時進行】23年1学期受験科目感想「計算の科学と手引き」19「フランス語 I」18「宇宙の誕生と進化」19(2023.07.27)
- 【同時進行】受験科目感想 「初歩のロシア語」22 「ドイツ語Ⅰ」19 「太陽と太陽系の科学」18 (2023.01.31)
- 難科目のはずだったのに・・・過去問通りかよ(2022.08.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント