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2009年12月 8日 (火)

基本・基礎科目(自然系) 一番頑張った科目

放送大学に入学して最初の専攻は「自然の理解」だった。

理数系を専攻するには、系統的に知識とスキルを積み上げて行く
必要がある。しかし高校を卒業して25年、その後大学の教養課程
でわずかに勉強した他は、日常生活では理科や数学に全く触れる
こともなかったので、基礎学力の不足は明らかだった。

とにかく放送大学の基本・基礎科目の自然系(当時の分類)だけは
全部履修しようと決意した。

自然科学の分野で25年のブランクがどれほど大きいものか、
勉強を初めてすぐわかった。高校で習った箇所さえあやふやなのに
全く基礎概念さえ理解できない新しい分野が多すぎるのである。
1957年高校1年の時、ヒトの染色体数は女性48、男性47と教わった
というと、本気にされないが、ヒトの染色体数が46だと確定したのは
1956年のことで、教科書がやや遅れていたに過ぎない。

高校時代の復習と、時代に取り残されていた25年分の遅れを
一気に取り戻すべく履修した「基礎生物学」「基礎化学」「基礎
宇宙地球科学」などはいずれも4単位科目で、盛りだくさんな中身に
戸惑った。「基礎物理学 I 」「基礎物理学 II 」は意外に易しく感じた。
内容が一番難解だったのが「物質とエネルギー」でこれは後に
専門科目になった。

結局、最初の4年で、目標とした基本・基礎科目完全制覇(再履修
制限科目を除く・38単位)は達したが、その中で一番勉強したのが
「確率論・統計学」(4単位)である。

これまでこの分野は全く学んだことがなく、とにかく中学生レベルの
知識もない。高校生向きの易しい問題集と参考書を買ってきて
問題集の500題を一つ残らず解いた。放送大学のテキストの方は
時間がなくて、前半の確率論の部分しか見られず、再試験を覚悟
していたが、なんとか合格した。(86年 3学期 評価B)

「初心忘れるべからず」というが、あの頃のやる気はもうかなり
失せてきているのが、我ながら情けない。

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