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2010年11月

2010年11月30日 (火)

【同時進行】通信指導完了。「英語総合B」07苦戦!

明日は12/1、通信指導の締め切り日。毎度ながらやっと
今朝になって通信指導が完了した。

忙しいわけではない。何でもギリギリにならないと出来ない
性分なのである。今回も最後の一通は、速達で出した。

速達ならまだいい方だ。夫がまだ勤めていて、子供たちも
毎日帰りが遅かった頃は、締め切り日の度に幕張の本部に
往復5時間近くかけて持参していたものだ。

今回の提出は7科目。「現代の国際政治」08と「アグリ
ビジネスの新たな展開」10は記述式だった。全科目、まだ
テキストも放送授業も手をつけていなくて、索引を探りながら
適当にマークしただけだが、「英語総合B」07はめちゃくちゃ
難しかった。一般大学の教養課程の英語のレベルははるかに
超えていると思う。多分英文科専門課程なみじゃないかなぁ?

内容は13世紀以降の英詩だが、13世紀と言えば鎌倉時代。
例えて見ればその頃の和歌を、二十歳そこそこの英国人に
(教養課程の語学というのは、普通その年齢層を対象に
したものだよね)解釈しろとか、鑑賞しろとか、音節やリズムが
どうとか問うようなものだ。

あわてて放送授業を聞いてみたが、授業では詩の朗読や
歌曲や、日英の講師陣の雑談ばかりで、通信指導解答の
ヒントになるところはほとんどなかった。テキストをじっくり
読んで、自分で勉強しなければ駄目らしい。仕方がない、
今学期の外国語はこれ1本に絞って、「韓国語入門 II 」06
はまたもや来学期回しになりそう。

だけどやりがいのある興味深い科目だという気はする。
頑張ろう!

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2010年11月25日 (木)

【同時進行】「初めてのアラビア語:文化編」(面接)前半終了

水曜日毎に2時限ずつ全4回開講される「初めてのアラビア語:
文化編」面接授業前半が終了した。

前学期に実施された「同:文字編」の続きを想定したもので、
シラバスには「文字と発音が全く分からない方は、まず『同:
文字・発音編』の受講をお勧めします」と書いてあるが、
実のところ文字も発音も全く分からなくても不自由はない。

内容はアラビア文化雑談で、他ではまず聞けないアラブ
諸国の生活体験が聞けて面白いが、何でこれが外国語
科目なの?

先学期の「同:文字編」では最終日に簡単ながらアラビア文字
を使って挨拶などの筆記試験が課されたが、今回はそれも
なさそう。前回よりさらに進んだアラビア語の習得をあてに
していたので、その点ではやや期待はずれである。

発想を逆転させると、これほど楽に、しかも聞いて楽しく
外国語の単位がとれる科目はこれまでなかった。外国語は
苦手だけど、どうにかして単位が欲しいという場合は、
これ以上の科目はないような気がする。

そういえば93年1学期の「ロシア文学講読」(面接)は、
チェホフの小説で、一応初級文法を終えた私でも、
到底予習が間に合わないほどのレベルだったが、満員の
教室の半数は、ロシア語は全く初めてということだった。

当時は外国語の卒業要件が旧(同一外国語で8単位)から
現行要件に変更されて、旧要件で卒業できない学生が
面接授業に殺到した頃だった。

多分、今テキストのどこをやっているかさえ分からずに、
じっと5時限(当時)座り続けていた学生も多かったと思うが、
ともかく、試験も授業中の指名もなしに、無事外国語の単位は
獲得出来たはずである。じっと我慢の子ってすごいよね。

今回のこの科目は、アラビア語は分からなくても苦役を
強いられることはない。

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2010年11月12日 (金)

来年度開講の外国語科目

約1年前にも同じことを書いたが、
http://tuba-expertus.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-6795.html

毎年この時期には来年度の授業科目案内が発表されるので
楽しみにしている。これまではいそいそと往復3時間かけて学習
センターまで取りに行っていたが、今年は先だって大学のHPに
公開されたので、居ながらにしてアクセスできて楽になった。
http://www.ouj.ac.jp/hp/nyugaku/new/pdf/gakubu_kamoku.pdf

いつも一番先に確かめるのが、外国語科目の新規開講である。
今学期限りで閉講される「英語総合B」07「ドイツ語入門 I、II」06
「初歩のアラビア語」06 に代わり、「英語圏の言語と文化」11
「ドイツ語入門 I、II」11「初歩のアラビア語」11が開講されるだけで
あまり代わり映えしない。期待はずれの感は否めない。

以前はあったロシア語 I、IIや、第3~5段階のドイツ語、
フランス語などは、もう永久に開講されないのだろうか?

前にもいったとおり、私は放送大学が一番得意とする分野は
外国語科目だと思う。外国語専門の大学ではどうか知らないが、
普通の大学で一般教養の外国語を、日本人講師とネイティヴ
の講師がペアで授業するなど、あり得ないのではないだろうか?
おまけに授業をそのまま録音・録画して何度も繰り返して学習
することが出来る。

25年前、放送大学に入学しようとしたとき、理系科目と外国語
科目に特に魅力を感じた。最初の4年間でともかく基本・基礎
科目の理系と外国語だけは全部取ろうと決心し、何とか目標を
達した。

当時の開講数は、英語(放送10+面接2)、ドイツ語(同)、
フランス語(放送10+面接3)、中国語(放送8+面接2)、
スペイン語(放送4+面接1)、ロシア語(放送4)の計56
単位であった。

卒業要件として第1外国語(同一外国語で)8単位と第2外国語
(同)4単位(代替科目でも可)が必要で、また面接授業は
放送授業と同一科目名で実施され、放送の単位を取得しないと
面接の単位も認められなかったため、現在とは比較にならない
ほど厳しかった。

つまり第一外国語として、英・独・仏・中のいずれかを選択し
うち少なくとも6単位は放送授業で取得しなければいけなかった
のだが、現在の開講科目数では、英語か中国語だけしか
当時の卒業要件を満たせないことになる。英語のレベルも、
当時は今のように中高の復習のような科目が含まれて
いなかったことは前にも述べたとおりである。

ともかく来年度開講科目は再履修制限はないので、まだ取って
いない外国語科目が「実践英語」10「英語圏の言語と文化」11
「英語講読」08「中国語基礎}08「基礎からの英文法」09
「ドイツ語入門 I]11「ドイツ語入門 II」11「スペイン語入門 II」07
「初歩のアラビア語」11の計9科目になった。

閉講年度を考慮しながら、全部取っていきたい。私の外国語
遍歴は当分続きそうである。

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2010年11月10日 (水)

【卒論】(その2)統一テーマの決め方

ひらめいた! で終わった昨日のブログ。
何がひらめいたのか書かないと詐欺みたいなもんだ。

6専攻全部の卒業と、6つの専攻特論執筆を目指して、
私が決めた卒論基本方針は
 1. 自分の人生に意義あるものであること
 2. 6回それぞれが独立した内容であること
 3. 統一したテーマがあること 、である。

「自然の理解」のどの分野を選ぶかの模索とともに、以上の
3条件を満たす卒論のテーマを決めることを考えるのに、
実は1年以上かかった。

ところが順調にいけば6回目の卒業が1999年になると計算
出来たとたんに、共通テーマと最後の専攻分野が一挙に
ひらめいた。そうだ! 20世紀後半論を書こう。

私は1942年生まれで、物心ついたときには、20世紀後半に
入っていた。つまり、私の人生はそのまま20世紀後半と
一致する。私自身が生きた時代の人類史における意味を
考え直すことは、自分自身にとっても有意義なはずだ。

しかし、いつの時代でも「当代」を評価するのは難しい。
例えば第2次世界大戦は、人類最後の大規模戦争なのか、
それともついには人類を滅亡に追い込む連続戦争の一つの
ステップなのか、は後世の結論にゆだねる他はない。
しかし我々が確実に人類史上に自ら書き込める事柄もある。
それは第2次世界大戦は、紛れもなく人類史上初の
「核兵器戦争」であったという事実である。

このように「人類史上初の・・・」という画期的かつ劇的変化を
列挙していけば、後世から見て我々の時代を特徴付ける
指標になるに違いない。5つの専攻分野のそれぞれで、
「20世紀後半に人類史上初めて」起こった事柄に関連する
論文を書き、最後に「人間の探究」の哲学分野で、20世紀
後半論を総括するという基本方針を決めた。

そこで最初の「自然の理解」の専攻特論は宇宙科学分野に
決めた。20世紀後半は、人類が初めて宇宙への進出を
試みた時代である。

指導教員は小尾信彌教授にお願いすることにした。

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【卒論】(その1)専攻特論の方法論

2学期が始まって1月と10日経った。まだ全く今学期の勉強は
していない。ブログの更新もずっとご無沙汰なので、しばらく
放送大学の卒論の思い出でも綴ろうと思う。

放送大学に第1期生として入学したのは1985年だった。
授業科目案内には興味深い科目が目白押しで、即座に
6専攻全部を卒業しようと決心した。手始めに、私にとって
一番難しそうな「自然の理解」専攻に決めたが、実のところ
卒論(当時は「専攻特論」で必修)が気がかりだった。

若い頃、卒論と修士論文を書いた経験があるので、文系の
論文の書き方については、一応心得はあった。しかし、私の
理解では、理系の卒論は実験・観察・観測・野外調査・実習・
コンピュータ使用の統計・計算で得たデータをまとめて作成
するもので、当時の私には到底手がつけられそうになかった。

2年目、「衣生活概論」のレポートが返送されてきたとき、
担当の矢部章彦教授(東京第一学習センター長)のコメントに
「是非、所長室を訪ねて来て下さい」とあったのを幸い、早速
お邪魔して指導教員の選択と卒論の方法について相談した。

矢部教授のお話では、理系の専攻特論は現在まだ方向が
定まっていないが、実験・実習を全員に課すだけの態勢は
整っていないとのことで、文献調査でいいとの感触を受けた。
例えば「科学史」の分野なら、私にも可能だと一安心した。

科学史といっても様々の分野がある。そろそろ専門科目を
分野を決めて集中的に取らなければいけない時期に
さしかかっていたが、開学間もない頃で、まだ開講されて
いない科目も多く、卒論の方針を決めるのは、雲をつかむ
ような話だった。

放送大学の専攻特論で、学問の発展に寄与しようなどとは
勿論思っていない。ただ当時40代後半だった自分自身の
後半生に、何かプラスするものであって欲しい。

入学が1985年、最初の卒業が4年後の1989年(第1期生は
編入はなかった)、その後2年ごとに卒業すると、6回目の
卒業は1999年という、何ともキリのいいような半端なような年
になる・・・と考えていたら、突然6つの卒論の共通テーマと
内容、そして最後にどの専攻分野を選ぶかまでが一挙に
ひらめいた!

何がひらめいたのか? は次の機会に書こうと思う。

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