【卒論】(その1)専攻特論の方法論
2学期が始まって1月と10日経った。まだ全く今学期の勉強は
していない。ブログの更新もずっとご無沙汰なので、しばらく
放送大学の卒論の思い出でも綴ろうと思う。
放送大学に第1期生として入学したのは1985年だった。
授業科目案内には興味深い科目が目白押しで、即座に
6専攻全部を卒業しようと決心した。手始めに、私にとって
一番難しそうな「自然の理解」専攻に決めたが、実のところ
卒論(当時は「専攻特論」で必修)が気がかりだった。
若い頃、卒論と修士論文を書いた経験があるので、文系の
論文の書き方については、一応心得はあった。しかし、私の
理解では、理系の卒論は実験・観察・観測・野外調査・実習・
コンピュータ使用の統計・計算で得たデータをまとめて作成
するもので、当時の私には到底手がつけられそうになかった。
2年目、「衣生活概論」のレポートが返送されてきたとき、
担当の矢部章彦教授(東京第一学習センター長)のコメントに
「是非、所長室を訪ねて来て下さい」とあったのを幸い、早速
お邪魔して指導教員の選択と卒論の方法について相談した。
矢部教授のお話では、理系の専攻特論は現在まだ方向が
定まっていないが、実験・実習を全員に課すだけの態勢は
整っていないとのことで、文献調査でいいとの感触を受けた。
例えば「科学史」の分野なら、私にも可能だと一安心した。
科学史といっても様々の分野がある。そろそろ専門科目を
分野を決めて集中的に取らなければいけない時期に
さしかかっていたが、開学間もない頃で、まだ開講されて
いない科目も多く、卒論の方針を決めるのは、雲をつかむ
ような話だった。
放送大学の専攻特論で、学問の発展に寄与しようなどとは
勿論思っていない。ただ当時40代後半だった自分自身の
後半生に、何かプラスするものであって欲しい。
入学が1985年、最初の卒業が4年後の1989年(第1期生は
編入はなかった)、その後2年ごとに卒業すると、6回目の
卒業は1999年という、何ともキリのいいような半端なような年
になる・・・と考えていたら、突然6つの卒論の共通テーマと
内容、そして最後にどの専攻分野を選ぶかまでが一挙に
ひらめいた!
何がひらめいたのか? は次の機会に書こうと思う。
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