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2011年8月 1日 (月)

【同時進行】「Political Economy of Japan」10 試験どうかな?

昨日受けた「Political Economy of Japan」10で今学期の
試験が全部終了した。この科目は、テレビ講義も印刷
教材も全部英語で、通信指導は英語(日本語でもOK)
の記述式、試験は全文英語のマークシート式である。

私にとっては初めての経験なので、気合いを入れて
勉強する覚悟だったが、結局テレビ講義は1課だけしか
視聴しなかった。分かりやすい英語ではあったが、1回
聞き流したぐらいでは、私の頭に入るレベルではなかった。

試験準備はもっぱらテキストを読むことで間に合わせる
ことにして、27日に他科目の試験が終わった後、3日間で
一通り読むつもりでいたが、夏休みに入った孫(小4と小1)
の世話で、なかなか予定通りはかどらず、結局15課のうち
9課しか目を通せなかった。ちなみにテキストは310頁で、
かなり厚め。日本語訳すると普通は倍ぐらいの量になるから、
間違いなく現行科目では一番厚いテキストになる。運悪く、
全く手をつけていないところから半分(5問)も出題された。
テレビ視ていないのに、テレビではどう言ったかという設問も
あった。あ~あ。

前日になって大学から電話で、テキスト・ノート以外に
英和、和英、英英辞書も持込可との連絡があって、
ちょっと助かった気分だったが、もともと経済学は
あまり知らないので、辞書があっても専門用語の適訳
は出来ない。どうせ試験も英語なら訳す必要もないと
気楽に構えることにした。

中身が純粋な経済理論なら完全にお手上げだったが、
内容は主に戦後の日本経済史なので、私のような
年齢層には比較的人生経験が活かせて、なじみの
ある分野だった。高度経済成長の時期がどんなもの
だったか、今では知らない人も多いだろう。

池田内閣が「所得倍増政策」を表明した1960年、
夢みたいな話だと思ったが、実際は計画より早く
達成した。1960年の大卒初任給は、16,000円程度
だったが、その年優良企業に就職して、順調に
昇進した人は、定年退職時には、初任給の100倍
の給料を貰っていても珍しくはない。その間、インフレ
はさほど激しくはなく、電器製品などは性能は向上し、
価格はむしろ値下がりしたものもある。

放送大学の文系科目の中では、一番負担が多い
科目ではないかと思うのに、私の受けた試験場では
13人が受験した。難科目ほどチャレンジしてやろう
という気構えの人たちが多いとわかって、なんだか
楽しくなった。同好の士、とでも言おうか。

試験の結果はともかく、この科目なら、たとえ落ちても
来学期喜んで再チャレンジし甲斐がある。

そういえばかつて「フランス語 III」02で、ネイティヴ講師
の仏語での講義は、まるでフランスの大学で仏文学の
授業を受けているようで、これが分かるようになるのが、
私のフランス語学習の最終目標だと思ったものだ。
仏語も独語も入門レベルだけになってしまって寂しい。

意欲的なハイレベルの科目を是非増やして欲しいものだ。

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コメント

昭和37年は、6.8%、38年は、7.6%の消費者物価上昇を、インフレでないというかどうか。
49年は、23%のインフレで、抑制のため、公定歩合を引き上げました。
月給、160万円の人には、月給前の、やりくり苦労など理解できないでしょうね。

投稿: ひぐらし | 2011年8月 4日 (木) 10時54分

ひぐらしさん コメントありがとうございます。
客観的な経済の動向と、私の個人的な思い出と、
激動の高度成長時代を生き抜いてきた私たち世代の
反省・・などいろいろなことをごっちゃに書いたため
もし不愉快に思われたのだったらお許し下さい。

インフレの定義で、どこから「激しい」と言うのか
はいろいろ考え方はあると思いますが、終戦直後に
3年余りで消費者物価指数が100倍になった頃を
知っている世代(勿論まだ子供でしたが)としては、
昭和30年代や、オイルショックの頃の物価上昇は、
手持ちの現金がたちまち紙切れになるほどのインフレ
とは思えませんでした。

オイルショック当時人口10数万の地方都市に住んで
いて、年の近い3人の子供が将来同時に都会の大学
に進学することがほぼ確実だったため、必死で節約
と貯金に励んだものです。金利が比較的高かった
こともありますが、 サラリーマン家庭の庶民が貯蓄
指向に走るときは、 感覚的にインフレとはいえない
のではないでしょうか。

夫は昭和40年代に入ってから構造不況業種に就職
し、手取り3万に満たない給料で結婚生活を始めた
ので、給料日前のやりくりはイヤと言うほど味わって
います。

投稿: tuba | 2011年8月 5日 (金) 11時24分

不愉快に思ったわけではありません。
タダ、世の中には、悠々自適の人もいるものだなとうらやましく思っただけです。
物価上昇は、人によって、影響の度合いが違うのでしょう。
金利を上げるのは、貯蓄に向かわせて、インフレを抑えるためと学びました。難しいことは、よくわかりません。
よけいなコメントを書いて、気を遣わせたのなら、すみません。

投稿: ひぐらし | 2011年8月 6日 (土) 10時17分

ひぐらしさん、再コメントありがとうございます。

確かに、大企業を定年退職し、現在妻の国民年金と
あわせて老齢基礎・厚生年金を貰っている我々世代の
家庭は、(家賃さえ払わなくても良ければ)悠々自適
といえると思います。贅沢は出来ませんが、飢えや
寒さ(食費と光熱費)に困ることはありません。

フルタイムで働いてもこの程度の収入しかなくて、
家賃を払いながら、子供の教育費にも多額の支出を
余儀なくされている若い人たちや、一人暮らしで
国民年金しかない高齢者には申し訳ないと思って
います。

格差社会が広がっているのでしょうか? せめて
老後の年金は、私たちの分が少々減っても、一律で
いいような気がします。私の子供たちも人生の折り
返し地点にさしかかりました。豊かな老後を支える
年金制度の継続を祈るばかりです。

ただ、私たちの育ってきた時代と比べれば、現在は
衣食住も医療や社会保障も明らかに恵まれています。
なにもかも揃っていて当たり前の生活を少し我慢
すれば、将来のために最優先すべき事柄も、各人毎に
明らかになってくると思うのですが。

投稿: tuba | 2011年8月 7日 (日) 00時55分

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