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2012年11月16日 (金)

来年度情報系の開設科目

11/15、来年度の募集要項が発表になった。
毎年この日を楽しみにしているのだが、今年は

とりわけ待ち遠しかった。来年から情報コースが

新設されるので、前世紀末(1999)にグランドスラム

達成以来、久しぶりに全科履修生に復活できるのだ。


いつも一番に確かめるのが来年度の新開講科目である。

ああ、またもスペイン語が4単位から2単位に縮小だ。

一体放送大学の外国語どうなっちゃうんだろ。

外国語に関しては、国際的には英語一極集中がますます

進んでいるので、いろいろ考え方はあると思うが、

それならそれで、文系理系両分野で、実社会で役に立つ

高度なレベルの英語科目をびっしり開講して欲しい。


さて注目の情報系の専門科目。新規は「問題解決の数理」

「コンピュータと人間の接点」「メディアと学校教育」

「データ構造とプログラミング」「コンピュータの動作と

管理」の5科目のみ。以前から開講されている7科目と

あわせても24単位分しかなく「卒業研究」(選択)6単位

を併せるか、面接単位で埋めないと卒業要件に
届かないが、地方在住で面接授業の開設も少なく
卒研選択もが困難な学生には厳しい話だ。
とにかく各科目全部
必修状態である。2014年度の
新開講科目の様子見待ちと
言うところか。せめて
予定だけでも早めの
公表ができないものか。


尤も先の見えない状況で卒業を目指すのは

初めてではない。1985年に放送大学第1期生として入学

したとき、卒業要件として面接授業20単位が必修だった。

当時、面接授業は同名の放送授業(2または4単位)と

セットで開設されていて、放送授業の単位をとらなければ

面接の単位も認められなかったので、実際は卒業要件の

半分にあたる最低60単位以上を、面接授業が開設

されている科目で修得せねばならなかった。ところが

当初「自然の理解」専攻の面接授業は1科目しか開設

されていず、専門科目の面接単位(14単位必修)を

満たすために、学問体系も難易度・興味もお構いなく

手当たり次第に他専攻の専門科目を受講する必要が

あった。


当時のシラバスには一見懇切丁寧な科目履修モデルが
 
掲載されていたが、その通りに履修しようとすると、

例えば自然の理解専攻の生物科学分野では、卒業単位数が

172単位になり、しかもうち4年次にならないと開講

されない科目が48単位分もある(卒論書きながら1年で

こんなにとれるか?)というデタラメぶりだった。

この点を大学の説明会で質問すると「この履修モデルは

そこまで考えて書かれていない」との回答だったが。

(昭和62年度「学修案内」による)

実際は、4年目になってかなり善処され、面接単位の

基本・基礎と専門の区別が緩和されるとともに、専攻特論

(現卒業研究)のうち3単位分が面接授業にカウントされ、

また僅かながら面接授業のみの科目も開講されるなど、

卒業単位数を大幅に少なくすることができた。


試行錯誤と結果オーライは放送大学の長所でも短所でも

あるのだが、今回の情報コース開設も、2年のうちに

少しずつでも改善されて、もう少し選択の自由幅を

広げてもらいたいものだと思う。

 

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