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2015年11月

2015年11月30日 (月)

今回のカリキュラム改正(外国語)

通信指導をやっと出し終わった。ネット提出の科目は
早めにすませたが、記述式2通は結構手間取って、相も
変わらず締切前日の速達。30年以上も同じことを続けて
いるような気がする。そういえば昔は、往復4時間以上
かけて幕張まで持参したことも何度もあった。

印刷しようとしたらWi-Fiが不調で、PCからプリンタ
に送信できない。ケーブルもなく時間もなくて、
いささか慌てた。尤もネット提出でも締切間際になると、
WAKABAがつながりにくくて途方にくれるらしい。
何でもぎりぎりまで放っておく性格もそろそろ改めなく
ちゃ、とそれこそ60年以上反省しているのだが。

前回書いたように、放送大学のカリキュラムが改正された。
卒業要件の単純化と教育の体系化という目的はいいとして、
外国語の卒業要件がたった2単位というのはちょっと
世界の趨勢に逆行するんじゃないの?

放送大学の英語は、開学当初は大学として納得できる
レベルだった。特に英語IIB1や同B2は、初めて「英語で」
勉強したと思わせた。若い頃卒業した大学では「英書講読」
しかやったことがなかったので、放送大学の英語はかなり
評価できるという印象だった。

一つの外国語で8単位という第1期卒業生の卒業要件で、
「英語 IIA」は事実上の必修に近かったが、それを何度も
落としたという学生に、勉強会を作るから教えてくれと頼まれ
たことがあった。私自身は何とか1度でクリアしたものの、
英文科卒でもなく、仕事で英語を使っている専門家でもない
ので、到底できないと断った。ところが数回目にやっと合格
したその人は、赤ペンだらけのテキストを持参して、自分で
勉強会をつくってしまった。「自分は何度も落としてどこが
難しいか熟知している。自分の勉強法で@はとれない
だろうが、Cなら取れる。卒業目指して頑張ろう!」
微力ながらも他人の役に立つというのはこういうことか、
と放送大学の良さに触れた気がした。

その後中学レベルの易しい英語科目ができ、卒業要件も
緩くなって、ちょっとがっかりしたのだが、最近英語に
関してはやや難化した感じがある。初級段階の英語でも、
これまで勉強したことのない目新しい内容が織り込まれて
いて退屈しない。なかなかヤルナ!と思っていたのに、
今回の改正である。う~ん、これで国際社会でやって
いけるのだろうか。

私は開学以来、再履修制限のある科目は除いて、すべての
放送授業英・独・仏・露・西・アラ語科目の単位を取った。
取れなかったのは「韓国語II」02(都合で受験できず)と
「中国語III」04(最終試験に落とした)の計4単位だけである。
現在開講中の科目は未履修のものがかなり残っているが、まあ
放送大学外国語科目評論家の基礎資格ぐらいはあると思う。

次回は再入学の際の卒業要件の変更についての意見を書く。
(という具合に締めくくるとアクセス数が増える)(*^o^*)

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2015年11月19日 (木)

 カリキュラム改正だって

放送大学来年度からのカリキュラム改正が発表された。
卒業要件の単純化と教育の体系化が目的だという。

これまでカリキュラム関係の大きな改正は何度かあった。
卒業要件と外国語単位に関する主なものをあげておく

【1985年】
 授業開始 3学期制
 卒業要件:
 ★基本・基礎科目 36単位(人文・社会・自然各2以上)
 ★第1外国語 8単位(一つの外国語で)
    基本・基礎・外国語のうち面接 6単位       
 ★保健体育 4単位(講義3、実技1)
 ★専門・総合 68単位(うち面接14)
        うち第2外国語または指定科目 4単位
    所属専攻専門科目 30単位以上           
 ★専攻特論 8単位
 ★以上合計で124単位
 (註)面接授業は放送授業と同一科目名で開設されており、
   放送授業試験合格後、面接の単位が認められた
 (註)指定科目は日本文化論、和・漢・西洋古典、各言語文化など
 (註)各外国語Iは週2回授業4単位で、進度が速くレベルも高
 (註)英・独・仏は放送授業で各10単位分開講された
 (註)この卒業要件は1988年改正、この要件での卒業生なし

【1987年】
 ★中国語I 4単位→ 中国語I,II,III.IV 各2単位になり中国語が
     第1外国語として認められるようになった
  
【1988年】(年度末に第1期卒業生)
 ★専攻特論 8単位→6単位(うち3単位は面接)
  ★専門・総合 68単位→70単位
 ★面接が基本・基礎・外国語から4以上、専門・総合から5以上
  専攻特論3 で合計20(専攻特論は必修なので実質20→17に)
 ★面接が放送授業から独立して面接だけの単位も認められる
    
【1989年】
 ★2学期制に移行
 ★英語IIなど中学レベルの易しい英語科目が開講

【1995年】
 卒業要件:
 ★共通・外国語・保健体育で36単位以上
 ★専門科目・卒業研究で64単位以上(うち所属専攻で36以上)
 ★いずれの科目でも履修可24単位
 ★専攻特論→卒業研究となり必修でなくなる。
  卒業研究をしない場合は所属専攻専門科目で6単位
 ★以上合計で124単位
 ★体育実技・保健体育3単位必修→2単位以上に
  実技は面接単位として認定
 ★外国語8単位→6単位(2つ以上の外国語でも履修可)         
 ★面接授業(20単位以上)の授業区分がなくなる

【1996年~2001年】
 ★単位認定試験を1時限100分にし、同一試験時間に
  2科目受験可。1科目受験の者は50分で退出。
  2科目受験の者は50分経過時に1科目の問題を提出。

【1998年】 衛星放送開始 全国化
    全科履修生入学時の最低10単位登録の廃止

【2000年前後】? 手元に記録も記憶もない。
 ★このころ卒業要件に放送授業94単位以上の縛りが
  加わる。90年代に面接単位90以上で卒業した猛者?
  がいたらしい。放送大学カリキュラム改正の中で唯一
  の難化である。

【2002年】
 ★韓国語I(02) 同II(02) 開講
 ★ドイツ語IV、フランス語IV、中国語IV 閉講 以後廃止

【2006年】
 ★エキスパート(科目群履修認証制度)開始
 ★アラビア語 2単位開講

【2009年】
 ★開学以来の「生活と福祉」「発達と教育」「社会と経済」
  「産業と技術」「人間の探究」「自然の理解」の6専攻から
  「生活と福祉」「心理と教育」「社会と産業」「人間と文化」
  「自然と環境」の5コース制へ。
 ★科目区分が基礎科目、共通科目、専門科目、総合科目、
  外国語(基礎科目)外国語(共通科目)の6区分へ
 ★ロシア語廃止

【2010年】
 ★ドイツ語、フランス語の第3段階が廃止

【2012年】
 ★中国語の第3段階が廃止

【2013年】
 ★「情報」コース新設 6コース制へ
 ★スペイン語の第2段階が廃止

【2016年】 カリキュラム改正(卒業要件)の要点
 ★外国語6単位→2単位で卒業可
 ★2009~15年の基礎科目・共通科目・専門科目・総合科目
  の区分を基礎科目・コース科目(導入・専門・総合)に変更
 ★基礎科目14(うち外国語2)・コース科目76(うち自コース34・
  他コース4)・科目区分なし34単位の計124単位で卒業
 ★放送授業で94単位・面接またはオンライン授業で20単位以上
 ★再入学の場合、直近卒業後に新規に自コースで16単位必要 

以上手持ちの資料とおぼろげな記憶で列挙して見た。
間違いもあると思うので、ご指摘頂ければ幸いである。

今回のカリキュラム改正については、2回目以降の卒業の
際の自コース専門科目と外国語科目の単位取得法に関して
賛否両論あるようだが、これについては次回のブログで
書いてみることにする。

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