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2016年7月17日 (日)

【同時進行】「スワヒリ語入門」(面)終了

7/9と7/16の土曜日2日間で「スワヒリ語入門」の面接授業が
終了した。スワヒリ語が日本で手軽に学べるなんて、これまで
思ったこともなかった。放送大学に居座る理由の一つである。

講師は外務省でスワヒリ語を担当していた女性で、アシスタント
にタンザニア人の若い女性が付くという贅沢な教授陣。なるほど、
外務省の退官者なら、世界中どんな言葉の講師でも探して
来られるのかと、納得がいく。東アフリカで広く使われている
言葉だが、私はこれまでの長い人生で、スワヒリ語が話せる人
にも、タンザニア人にも、一人もお目にかかったことがなかった。

文字はローマ字で、初めてでもとにかく音読はできる。
母音が5つしかなく二重母音もないので、発音も
アクセントも特に難しいところはない。この点は我々に
とって何より有難く、ウイグル語、アラビア語、ギリシア語、
ロシア語、韓国語などと比べ、文字・発音との格闘は
省略して、すぐに文法学習に入れる。

その分文法の進度は、とても始めて2日目の初心者相手とは
思えないほど速かった。日本語とも英語とも全く系統が違う
のだが、実のところさほど難しいとは思えない。どんどん進む
授業内容を全部覚えるのは勿論無理で、講師もそこまで期待
していないが、とにかく何とかついていける。テキストにある
単語をつなぎ合わせて、何とか文章が作れ、会話も出来る
という感覚だった。多分2日間の面接授業としては成果が
大きい部類だろうと思う。スワヒリ語がどんな言葉であるかの
概略がわかって良かった。

日本語にはない「ン」 で始まる単語にはちょっと戸惑うが、
これもすぐに慣れる。キリマンジャロがキリマ -(山)と
- ンジャロに分かれるのは、盲点である。不思議な
ことに「ン」で始まる単語は、発音は出来てもなかなか
聞き取れない。脳が受け付けないようだ。

受講者はいわゆる語学マニアの学生が多く、ウイグル語、
古典ギリシア語、トルコ語などで見かけた顔もあった。既に
かなり知識のある人も、またわずか1週間で完璧に
復習してきた人もいて、ここが放送大学の怖いところである。
語学の面接授業としては、比較的面白く、とっつき易いので、
英語などが苦手で、何とか語学単位を満たしたいという学生
にも、逆に使えるかも。

年に20冊ほどしか売れないのに、この面接授業のおかげで
1日に30冊売れたという阪大出版会のテキストも読みやすく、
今後の独習にも役立ちそうで、よくできている。

体力の消耗も覚悟していたほどではなく楽しい授業だった。
さて、今期の面接授業は全部終了して、あと10日に迫った
単位認定試験の準備を今日から始めることにする。普通の
大学生なら講義に出席したことを前提にして、試験準備は
復習するだけなのだが、私の場合、今からすべての放送
授業を視聴し、真新しいテキストを読まなくてはいけない。

化学1、物理1、地学1、天文2、スペイン語1、韓国語1の
計7科目。理系は久しぶりなので、かなり積み残しが
出る予定。

3月から通っているY音楽教室のバイオリン発表会が
夏休み明けに予定されていて、私の実力以上の曲の
特訓も始まっている。放送大学の方は落としても自己責任
だが、バイオリン合奏は他人に迷惑をかけられないので、
そちらを優先せざるを得ない。今学期はゆっくりやるか。
スワヒリ語ではPolepole.(ゆっくり歩くなど)とか、Taratibu.
(ゆっくりと動作をきちんとする)と言うらしい。

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