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2016年12月 5日 (月)

【同時進行】「宇宙の中の惑星・地球。生命」(面)終了

12/3、4の土日2日間で表記の面接授業が終わった。講師は
海部宣男国立天文台名誉教授・放送大学元教授。大人気の
宇宙学系授業で、マニアっぽい受講生が多い。後ろの席の
男性も北海道から来たとのことだった。定員80名。欠席者は
ほとんどなく、教室は過熱気味である。質問も活発で、かなり
基礎知識がある学生が多いという印象。

人類は、天体運行の周期性を知って暦を作ることと、身の
回りの動植物を食用・薬用・毒に分類することから学問を
始めたと思われるが、およそ天文学ほど知的ロマンに満ちた
学問はない。最近は単に宇宙の構造以外に、地球外生命へ
の興味が加わって、関心のない人の方が珍しいのではない
だろうか。テレビの科学ドキュメント番組でも繰り返し扱われて
いて、有名教授はテレビでも引っ張りだこなのだが、その割に
大学進学にあたって天文学を選ぶ若い学生は少ない。何しろ
食っていけない。運良く就職先が見つかったとしても、赴任先は、
日本でも辺境の山の上、世界規模だとチリなど発展途上国の
砂漠の中というのだから、ちょっと二の足を踏むのも無理はない。

というわけで定年後の楽しみに若い頃の夢を実現させたい
という放送大学生にはまさにうってつけの分野なのである。
かく言う私も放送大学第一期生として入学してまず専攻した
のが「自然の理解」で、専攻特論(卒論)は小尾信彌教授
(元学長)の指導で「地球外知的生命体との交信」を書いた
のは、このブログで何度か述べたとおりである。

講義内容は「人類はいかにして「太陽系」を発見したか」
「活動する地球」「惑星探査の成果」「太陽系はいかにして
生まれたか」「無数の惑星と惑星系の発見」「地球の生命・
人類・文明」「地球型惑星と望遠鏡による生命探査」など
網羅的。2日連続、正味11時間20分の授業は疲れるが、
興味深く楽しい授業だった。

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