【同時進行】サンスクリット語(面)始まる
10/20からサンスクリット語(面)の授業が始まった。
平日に1コマずつ8週の授業で、会場は茗荷谷駅から徒歩
15分の他大学。しかも、あまり人生の役に立ちそうもない。
私には飛びつきたいほど魅力的な科目だが、一体他に
誰が受講するのだろう。もし1対1に近い状態で、しかも
全くついていけなかったらどうしようか、とおそるおそる
足を運んだら、びっくり仰天だった。
なんと定員30名満杯。一人の欠席者もない。スワヒリ語
やウイグル語、アラビア語の面接授業で見かけた面々
もお揃いで、放送大学にはこんなに語学マニアが
多かったか、と改めて感心する。しかも既にサンスク
リット語の知識がかなりありそうな方もいらっしゃる。
初回はインド・ヨーロッパ祖語がインド・アーリアへ
広がっていく歴史的過程の説明で、言語学的な
内容だったが、次回からいよいよ、あのわけの
わからないデーヴァナーガリー文字の学習に入る。
いまのところ全くちんぷんかんぷんの文字だが、
ロシア文字、ハングル、アラビア文字、ギリシア文字
簡体字などもなんとか2週間もあれば読めるように
なった。日本人なら誰でもひらがな、カタカナ、1000字
以上の漢字が読み書きできるのだから、まあ
大筋ぐらいは理解できるようになると期待したい。
会場の国際仏教学大学院大学は、入学定員4名
の5年一貫制博士課程のみの大学院大学で、
現学生数12名。徳川慶喜旧邸跡の校地9,107㎡に
6,241㎡のモダンな校舎が建っている。学生一人
あたりの校舎面積が520㎡というあり得ない環境。
全く余談だが慶喜の側室で、子ども6人を生んだ新村
信子は、広辞苑編纂者で文化勲章受章者の新村出
博士の義理の姉(側室に上がる為に新村家の養女に
なって家柄の体裁を整えた)だそうである。私は晩年
の新村出博士にお目にかかったことがあり、感覚的
には新村氏は現代人、徳川慶喜は全く歴史上の
人物で、このミスマッチには驚く。
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