【同時進行】「ペルシャ語の入門」「バスク語初歩」面接終了 語学は2日では無理だと思う
10/19(土)-20(日)「ペルシア語の入門」10/26(土)-27(日)「バスク語初歩」の面接授業が終わった。ああ草臥れた。77歳の私には9:50~17:20の2日連続はきつい。まして2週連続となるとなおさら。
個人的な体力の問題はさておき、初学者対象の外国語に関しては、2日で成果を得るのは、ちょっと無理なのではないかと思う。以前に書いた通り、慶応通信のスクーリング単位が首都圏以外の高卒有職者には絶望的にとりにくいのに比べ、土・日2日間の面接授業で1単位が取得できるシステムは、放送大学のウリの一つで誠にありがたいに違いないが、未習前提の語学も、このスケジュールでいいのだろうか?
イラン人男性講師によるペルシャ語は、随所に紹介されるイラン文化の解説は興味深かったが、授業内容としては2日間で結局、アラビア文字の読み方と簡単な挨拶だけで終わった。私はすでにアラビア語7単位と、同じくアラビア文字を使用するウイグル語関連科目を6単位取得しているので、なんとか拾い読み程度はできて、授業進度について行くのは楽だったが、私の経験では、初学者がアラビア文字を2日間で習得するのは到底無理である。最後に試験代わりに実施された口頭試問でも、ほとんどの学生が文字が読めずに四苦八苦していた。
バスク語の方は使用文字がローマ字で、読み方・発音ともさほど難しくないので、バスク語の歴史や現状の概略説明のあと、いきなり文法と和文バスク語訳の練習に入って、2日間でいわゆるBe動詞、Have動詞、名詞の格(数え方によって16格)・数変化・生物無生物の変化、後置詞、助動詞による時制・法の表現、即興民族音楽まで特急で進行したが、何しろ初日の復習もできていないのに、2日目の内容が濃すぎて、最後の試験も和文バスク語訳などはかなり間違ったと思う。
先学期受講したジョージア語は2コマずつの土日土日授業、昨年受講したサンスクリット語は1コマずつの8週連続授業、数年前の古典ギリシア語は2コマずつの4週連続授業でいずれも復習の時間がとれ、一応言葉の概略がつかめた感じだったが、今回のペルシャ語、バスク語とも全く不消化な感じは否めない。2日間でやるならせめて1週間間隔をあけて、1日目の復習ができるようにしてほしい。
マニアックな語学の面接授業に出るとどこかで見かけた顔ぶれが揃う。語学マニアグループである。今回の受講者の中にはなんと放送大学の理系の某名誉教授もおられた。他の大学ではまずない光景だと思う。
最近のコメント