今学期一番苦労したのに・・・過去問通りだった
「数値の処理と数値解析」14
情報コース情報数理系専門科目の最難度にランクされている。
普通なら敬遠したいところだが、エキスパート「データサイエンス」プランの必修科目なので、逃げるワケに行かない。というわけで、放送大学歴35年、一生懸命勉強した科目のベスト5ぐらいには入る。
放送授業は主に理論や計算手順の説明で、私にはかなり難しいのだが、単位認定試験はほとんどが比較的簡単な計算問題である。20ほどの出題分野から同傾向の問題が繰り返し出てくる。例えば2019年度2学期は10問すべて過去問と数字まで一緒で、情報整理能力があれば、小学生でも@がとれるという隠れオアシスだった。20年度1学期は在宅受験で、さすがに数字まで過去問通りというのはなかった。これが当たり前だと思っていたら、20年度2学期はまた過去問どおり。もうちょっとなんとかならんか、というのが正直な感想。
私が大昔高校で習った範囲で対応できるのは漸化式ぐらいで、他は大学で初めて習った分野ばかり、特に線形代数の知識は必須である。もっとも複合台形則など、ちょっと考えればすぐ計算できるのに、一生懸命公式を探したあげく、なんで両端の値は1/2にするねん?なんで刻み幅を掛けるねん?とあせるが、定積分のイメージさえあれば、直感的にわかるものもある。
ベクトルのノルム、行列のLU分解、ラグランジュの補間式、レイリー商、CRS形式、アムダール法則、オイラー法・・・すべて「何これ!?」状態。名前は聞いたような気がするから、放送大学歴35年のどこかで習ったんだろうな。そういえば2進数⇔10進数の変換さえ、私の人生ではごく最近の知識である。こんなもの昔は、当たり前の教養としては全く必要なかったのだ。
61年前の高校3年後半、半年ほど毎日数時間微積分の演習を猛勉強して大学受験に備えたおかげで、今でも簡単な公式の適用ならなんとかなるが、放送大学で初めて学んだ線形代数は演習量が圧倒的に足りない。3行3列同士のかけ算となると、計算法は知っていても、どこかで必ず間違えて検算の度に答が違う。どの学期の過去問も、私には50分では到底見直す時間はない量なので、時間制限のない自宅受験は大変ありがたい。
mathstudyさんのブログ「放送大学で数学を楽しむ♬」に過去問の詳しい解説があって、大いに助かった。放送大学履修成績の素点をネットで調べる裏ワザの発見者で以前から敬服している方だが、この場をお借りして心からお礼を申し上げたい。
久しぶりに「昨日までわからなかったことが今日わかる」「昨日までできなかったことが今日できる」という至福の感触が味わえた科目だった。
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