卒論

2023年1月31日 (火)

【同時進行】受験科目感想 「初歩のロシア語」22 「ドイツ語Ⅰ」19 「太陽と太陽系の科学」18

22年度第2学期の単位認定試験が終わった。自宅受験は
時間的に楽だが、あればかりはなんとかならないかと思う。
初級語学は基本の暗記が全てなので、持込可ではあまり
意味がないし、それ以外の科目では持込可は譲歩できる
として、今のシステムでは代理受験、もしくは他人に
相談し放題である。最近のニュースでも就職試験の
WEB替え玉が話題になったばかりだ。これでは放送大学
卒業の学士号の権威が地に落ちてしまう。

さて今学期の感想。(成績評価は23/02/18に追加)

「初歩のロシア語」22 C(ヤバッ!猛復習中)
この場で何度か書いたが、ロシア語は最初の大学で1961年
(落ちこぼれた)、放送大学で「ロシア語」(4単位) 1986年@、
「ロシア語入門Ⅰ」05 2007年@、「ロシア語入門Ⅱ」05 
2010年@と単位を取って、今回が放送大学3回目である。
ずっと@だったので、自宅受験なら多分大丈夫だろうと
タカをくくっていたら、まさかのC。何しろ12年振りだから、
そりゃ忘れるわ。

今回の成果は、ロシア語のパソコン入力がほぼ不自由なく
できるようになったことである。ロシア語のキーボードには
ロシア語固有方式と、ニーモニック方式がある。ふだん
ローマ字でPC入力している者にはニーモニックは格段に
便利で速い。20年以上前、Win95時代に北大スラブ研で
この方式のキーボードを見つけて使っていたのだが、
現在はウインドウズの言語設定から入手できる。ほんの
少しのキーボード配置を覚えるだけで、すぐ直感的に
使える。例えばロシア語で、P、H、B、X と入力しようと
すると、固有方式ではローマ字キーボードの H、Y、D、@ 
の位置を押さなくてはならないが、ニーモニックではR、N、
V、H と入力すればすむ。どこが便利やねん?と疑問に
思う方は、キリル文字を1日勉強すればわかる。
アクセント記号の付け方も検索ですぐ分かって、今まで
特殊記号入力で苦労していたのが嘘みたいに楽になった。
ただしニーモニックでは電子辞書が使えないのが最大の欠点。

「ドイツ語Ⅰ」19 @
ドイツ語の単位は放送大学だけでも38単位取得しているので、
Ⅰならなんとかなる。会場受験なら辞書持込なしだが、
自宅では電子辞書も使えるので、冠詞、名詞、動詞などの
格や人称変化などジャンプすれば一発で正解が出る。これじゃ
勉強の成果が?というのが正直な感想。

今回ドイツ語もロシア語も電子辞書を買い換えたが、
ドイツ語は以前通りジャンプ機能が充実。ロシア語の方は
この前買ったのが08年で、そろそろジャンプ機能がつくかと
期待していたのに、まだついていなかった(コンサイス露和5版)。
ロシア語は変化が複雑なので、ジャンプ機能は是非欲しい。
尤もドイツ語辞書も、1995年に買ったSonyのDATA Discman
(厚さ4cm程の電子辞書大の読取機にフロッピーディスク状の
個別ソフトを入れる電子辞書様のもの)には独和も仏和も
ジャンプ機能があったのに、05年の電子辞書にはまだなかった。

「太陽と太陽系の科学」18 @
はじめて放送大学を卒業した1989年、小尾(元学長)教授の
指導で天文学で専攻特論(卒論)を書いたときには、系外惑星は
まだ一つも発見されていず、存在さえ確たるものではなかった。
現在では系外惑星(太陽系以外の惑星)は数千個見つかって
いる。宇宙科学のめざましい発展の時期に居合わせたことに
なる。私にとって最も興味ある分野だが、テキスト持込が
禁止されたら、かなり試験は難しい。

「計算の科学と手引き」19 
受験せず。来学期の楽しみに残しておく。

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2022年2月17日 (木)

【同時進行】エキスパート32プラングランドスラム達成!

2021年度2学期の単位認定試験成績が発表になった。
「AIシステムと人・社会との関係」20    @
「情報セキュリティと情報倫理」18     @
「統計学」19               @
「韓国語Ⅰ」20              @

これで先学期突然加わった「データサイエンスリテラシー」プランと「データサイエンス応用基礎」プランの2分野をgetして、エキスパート32プランのグランドスラムがどうやら達成できたらしい。32プランのうち15プランはすでに廃止または廃止予定という計画性のなさが気に入らないが、先頭集団を走り続けていれば、後から追ってくる人は永久に追いつけなくなると思えばいいか。そういえば、卒業回数の方のグランドスラムも、専攻コースの編成が変わったから、私のようにずっと以前に6回卒業グランドスラムをした学生でないと、7回卒業グランドスラムは出来なくなってしまっている。

エキスパートを最初にとったのは2008年2学期だったから、32分野をとるのに14年かかったことになる。卒業回数の方も、1985年に第1期生として入学して最初の卒業に4年(1期生は編入なし)その後2年ごとに5回卒業して、計6回卒業するのに同じく14年かかった。その後情報コースが新設されて、またプラス2年全科履修生を経験したから、7回卒業には16年費やしたことになる。

どちらが大変だったかと振り返ってみると、卒業の方は3回目までは卒論(専攻特論)が必修で、その後卒業研究と名称が変わって必修でなくなってからも計6回書いたから、勉強量としては卒業7回の方が遙かに多かったが、エキスパートの方は、各プランに必修科目があって、例えば微分積分や線型代数も指定されている。高校でやっていない人には結構負担が重いのではないかと思う。廃止が決まっている「データサイエンス」プランの「数値の処理と数値解析」14などはかなりハードで、必修でなければ敬遠していたに違いない。

32プランが17に減ったのだから、エキスパートのプランも、今後また増えてくる可能性はある。私はむしろ大歓迎である。それよりも出来れば新しいコースが出来て、もう一度全科履修生になって卒業を目指したいものだ。今週末に満80歳になる。まだまだ居座るつもりである。

 

 

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2019年4月11日 (木)

【同時進行】やっぱり「一太郎」

放送大学35年目の新学期が始まった。35年間でたしか2学期だけ試験を受けずに単位が取れなかった学期があるが、ずっと科目登録は続けていて、年に2回10日間ほどは、とにかく試験勉強をする習慣になっている。「継続は力なり」と言うほど力がついたとは思えないが。

今学期の目標は
1. あまり気乗りがしないエキスパート「心理学基礎」「臨床心理学基礎」の少なくとも1つを取得すること
2. ジョージア語の文字を覚えること
3. 漢文を復習すること  の3つである。

今回久しぶりに漢文科目「漢文の読み方」19が開講された。開学初期の1987年に「漢文古典I」「同II」が開講されたが、I は江戸期の和製漢文、II は中国小説史なので、履修を見送っていたところ、その後、漢文科目自体がなくなってしまった。後に慶応(通信)で8単位ばかり漢文を履修したが、放送大学の本格的漢文科目は、今回が初めてではないかと思う。

そういえば若い頃受験した大学の国語は、現代文必須、古文・漢文のいずれかが選択だった。試験当日問題を見たら、現代文は自信がないのに、古文・漢文は完璧で、どちらを捨てるべきか悩んだことを60年経っても思い出す。

とりあえず返り点、置き字、再読文字など漢文の復習でもしておくか、とPCで文章を入力して見る。「word」では思いっきり面倒なのに、「一太郎」では、返り点・ふりがな・送り仮名・再読文字などの入力が簡単にできることを発見した。自動的にふりがなはひらがな、送り仮名はカタカナになるのも嬉しい。放送大学で6回、慶応で1回、いわゆる卒論を書いたときは、最初の3回はワープロ専用機、後の4回は「一太郎」を使った。その後長い文章を書くこともなくなって、いつしか「word」ばかりを使うようになっていたが、日本語変換はずっとATOKを愛用しているので、PCを買い換える度に「一太郎」はバージョンアップして入れている。私のJustSystemの会員番号は94-だから、「一太郎」はもう25年もの長いつきあいで、ちょっと複雑な文章を書くときはやっぱり「一太郎」がないと困る。

PC歴40年近いのに、古文を入力したことがなくて、「ゑ」「ゐ」をwye、wyiで変換することを初めて知ったのも今回の成果である。たかが文章入力だけでもPCはまだまだ奥が深い。

 

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2015年11月19日 (木)

 カリキュラム改正だって

放送大学来年度からのカリキュラム改正が発表された。
卒業要件の単純化と教育の体系化が目的だという。

これまでカリキュラム関係の大きな改正は何度かあった。
卒業要件と外国語単位に関する主なものをあげておく

【1985年】
 授業開始 3学期制
 卒業要件:
 ★基本・基礎科目 36単位(人文・社会・自然各2以上)
 ★第1外国語 8単位(一つの外国語で)
    基本・基礎・外国語のうち面接 6単位       
 ★保健体育 4単位(講義3、実技1)
 ★専門・総合 68単位(うち面接14)
        うち第2外国語または指定科目 4単位
    所属専攻専門科目 30単位以上           
 ★専攻特論 8単位
 ★以上合計で124単位
 (註)面接授業は放送授業と同一科目名で開設されており、
   放送授業試験合格後、面接の単位が認められた
 (註)指定科目は日本文化論、和・漢・西洋古典、各言語文化など
 (註)各外国語Iは週2回授業4単位で、進度が速くレベルも高
 (註)英・独・仏は放送授業で各10単位分開講された
 (註)この卒業要件は1988年改正、この要件での卒業生なし

【1987年】
 ★中国語I 4単位→ 中国語I,II,III.IV 各2単位になり中国語が
     第1外国語として認められるようになった
  
【1988年】(年度末に第1期卒業生)
 ★専攻特論 8単位→6単位(うち3単位は面接)
  ★専門・総合 68単位→70単位
 ★面接が基本・基礎・外国語から4以上、専門・総合から5以上
  専攻特論3 で合計20(専攻特論は必修なので実質20→17に)
 ★面接が放送授業から独立して面接だけの単位も認められる
    
【1989年】
 ★2学期制に移行
 ★英語IIなど中学レベルの易しい英語科目が開講

【1995年】
 卒業要件:
 ★共通・外国語・保健体育で36単位以上
 ★専門科目・卒業研究で64単位以上(うち所属専攻で36以上)
 ★いずれの科目でも履修可24単位
 ★専攻特論→卒業研究となり必修でなくなる。
  卒業研究をしない場合は所属専攻専門科目で6単位
 ★以上合計で124単位
 ★体育実技・保健体育3単位必修→2単位以上に
  実技は面接単位として認定
 ★外国語8単位→6単位(2つ以上の外国語でも履修可)         
 ★面接授業(20単位以上)の授業区分がなくなる

【1996年~2001年】
 ★単位認定試験を1時限100分にし、同一試験時間に
  2科目受験可。1科目受験の者は50分で退出。
  2科目受験の者は50分経過時に1科目の問題を提出。

【1998年】 衛星放送開始 全国化
    全科履修生入学時の最低10単位登録の廃止

【2000年前後】? 手元に記録も記憶もない。
 ★このころ卒業要件に放送授業94単位以上の縛りが
  加わる。90年代に面接単位90以上で卒業した猛者?
  がいたらしい。放送大学カリキュラム改正の中で唯一
  の難化である。

【2002年】
 ★韓国語I(02) 同II(02) 開講
 ★ドイツ語IV、フランス語IV、中国語IV 閉講 以後廃止

【2006年】
 ★エキスパート(科目群履修認証制度)開始
 ★アラビア語 2単位開講

【2009年】
 ★開学以来の「生活と福祉」「発達と教育」「社会と経済」
  「産業と技術」「人間の探究」「自然の理解」の6専攻から
  「生活と福祉」「心理と教育」「社会と産業」「人間と文化」
  「自然と環境」の5コース制へ。
 ★科目区分が基礎科目、共通科目、専門科目、総合科目、
  外国語(基礎科目)外国語(共通科目)の6区分へ
 ★ロシア語廃止

【2010年】
 ★ドイツ語、フランス語の第3段階が廃止

【2012年】
 ★中国語の第3段階が廃止

【2013年】
 ★「情報」コース新設 6コース制へ
 ★スペイン語の第2段階が廃止

【2016年】 カリキュラム改正(卒業要件)の要点
 ★外国語6単位→2単位で卒業可
 ★2009~15年の基礎科目・共通科目・専門科目・総合科目
  の区分を基礎科目・コース科目(導入・専門・総合)に変更
 ★基礎科目14(うち外国語2)・コース科目76(うち自コース34・
  他コース4)・科目区分なし34単位の計124単位で卒業
 ★放送授業で94単位・面接またはオンライン授業で20単位以上
 ★再入学の場合、直近卒業後に新規に自コースで16単位必要 

以上手持ちの資料とおぼろげな記憶で列挙して見た。
間違いもあると思うので、ご指摘頂ければ幸いである。

今回のカリキュラム改正については、2回目以降の卒業の
際の自コース専門科目と外国語科目の単位取得法に関して
賛否両論あるようだが、これについては次回のブログで
書いてみることにする。

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2013年8月25日 (日)

【同時進行】卒業研究履修は見送る

来年度の卒業研究履修申請書の提出期限が8/27に

せまった。これまで6回の卒業で6回とも卒業研究を履修
してきたが今回はいろいろ考えた末、やめることにした。

実はやってみたいと思うことはある。60年間高校野球を

見続けてきて、一体勝敗を決めるのはどういうファクター

なのか、自分なりに分析してみたいと思っていた。

 

資料は山ほどある。数10年分の高校野球関係の雑誌、

全国高野連や各県高野連が発刊した「○○高校野球
××年史」のたぐいが本棚いっぱいに保存してある。
古本市場を検索してみると、雑誌1冊が2000円程度、
「・・・野球史」のたぐいは数万円もする稀覯本である。
すべて紙データなので、手入力でPCで扱えるように
するのは大変だが。

20年近く前から、ネット上で春夏の甲子園大会の勝敗等を
予想するサイトに参加していて、毎年の出場各校の
戦力分析をエクセルでしている。昔はもっと予想が当たった
ような気がするが、近年成績が悪い。高校野球が少しずつ
変わってきたためであろう。

さて7月に卒研説明会にも参加したが、新設の情報系は
前例がないのはもちろん、ほとんど説明もなかった。
手引きを見ても情報コース各教官の指導分野分類には
実際のデータを統計的に分析するような項目はなかった。

これは多分自然と環境コースの統計学に分類される分野
なのだろう。

今ひとつの理由は、前6回の卒業研究が20世紀後半論として
統一テーマの下に書かれており、20世紀後半に人類が
史上初めて経験した出来事を一つ一つ取り上げて、各
専攻毎の卒業研究とした上で、最後の「人間の探究」専攻で
「現代科学技術文明論」として総まとめをしてしまったから
である。それに比べると高校野球ではあまりにも次元が低い。

ということで卒業研究申請書の提出は見送ることにした。

来年度末の7回目の卒業にむけて、単位取得に励むことにする。

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2013年6月 6日 (木)

【同時進行】面接授業「基礎ビジネス統計演習」

先週・今週の水曜日2日で、面接授業「基礎ビジネス統計演習」
を受講した。Excelを用いて統計の演習をするもので、今学期は
面接授業2つとも「Excel+統計」タイプである。

Excel は表ソフトとしてはよく使うが、専業主婦の私には
計算ソフトとしての出番がほとんどない。せいぜい光熱費
などの集計に利用するだけである。

授業は丁寧で、説明も比較的ゆっくりなので、わかった
つもりでいたが、最終時間のテストには参った。内容は
Excel操作で統計的課題を解くものだったが、いざとなると
関数名を忘れたり、引数があやふやだったり・・で、時間が
なくて焦るばかり。かなり出来が悪かった。

それでもいろいろな統計関数が覚えられてよかった。
200ページを超える教科書をとにかく2日で一応終えたので、
今後わからなければまた復習すればいい、と思える程度
には進歩した。大満足。

統計学の基礎知識とエクセルの一般的な操作ができるのが
受講の要件だったが、仕事でかなり使いこなしている受講生
が多いように見受けられた。お勧め科目なのに、今学期で
閉講らしい。

とにかくパソコン演習は眠くなるヒマがないので助かる。
睡魔をこらえるのって、厳しいのよね。国会中継で居眠り
している先生方には、いつも同情しているのだが。

ついでに事務所に立ち寄って、「卒業研究履修の手引き」
をもらってきた。ついこの間入学したばかりなのに、もう
卒業研究のことを真剣に考えなくてはいけない時期が来た。

データもアイディアもまだ何もない。情報コースの卒研
が書けるのだろうか。7月19日までに「卒業研究相談票
及び質問票」を提出しなくてはいけないらしい。

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2013年4月 5日 (金)

29年目の新学期 情報コースの全科履修生に

放送大学テレビ講義の最初に「放送大学30周年」の画面が
でるようになった。授業開始の1年前に創立されたことに
なっているようだが、第1期生である私はこの4月で学生
として29年目を迎えた。

1985年入学、89年に第1回目の卒業、その後2年ごとに
残り5つの専攻をそれぞれ卒業して、合計14年の最短で
グランドスラム第1号(2名)になったのが1999年。その後
もう全科履修生にはなれずにずっと選科履修生を続け、
併行して慶応大学通信課程も卒業したが、6専攻制から
5コース制に編成替えした放送大学に今春から新たに
情報コースが加わって、めでたくもう一度全科履修生に
なれることになった。グランドスラム(満塁ホームラン)を
打った打者が、喜び勇んで、もう一周ベースを回るような
心境である。

もし29年前に情報学専攻が設置されていたら、私は
ためらいもなくそれを最初に選んだだろう。当時、自分で
プログラムを打ち込まないと何もできなかったPCを
前に、聞く相手もなく全くの独学でいろいろ試していた
が、わからないことばかりで、まさに四苦八苦していた
からである。その頃情報系の基礎をしっかり学ぶことが
できたら、先頭集団のビリを走り続けていたに違いない。

それから30年あまり、情報機器の発展に取り残されない
ように懸命に努力を重ねては来たが、ずっと専業主婦
なので、かなり欠けている部分がある。現在の放送大学
の6コースのうちで、それぞれトップクラスの学力を持って
いる学生と私との差が、一番大きいのはたぶん情報
科学の分野である。ワード・エクセル・パワポは現代の
読み書きそろばんだとよく言われるが、ワード・エクセル
はともかく、パワポは実はこれまで私の人生で一度も
使う機会がなかった。放送大学の卒業研究は6回とも
選択したが、何しろ前世紀の話でOHP(といってももはや
死語か?)でプレゼンをした時代だった。

逆に放送大学で一番底辺の学生と私との差が大きいのも
たぶん情報科学のスキル部分だ。全くのPC初心者を対象
にした「遠隔学習のためのパソコン活用」13などは、試しに
聴いてみたが、やっぱり物足りない。

というわけでこれから2年間情報科学の学習にチャレンジ
することになる。卒業研究も是非やってみたいが、一体
どういうテーマなら可能なのか模索中である。

3月末にエキスパート11枚目の認証状「福祉コーディネータ」
が届いた。こちらも頑張らなくちゃね。

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2011年10月23日 (日)

放送大学に情報系コース新設?

8月に申請したエキスパート6つ目「エネルギー・環境研究
プラン」の認証状がとどいた。認証名は「エネルギー環境
政策論」。ほとんどのプランで「認証プラン名」と「認証状の
名称」が違うのは何故なんだろう?

さて、新学期に当たって、2013年度から情報関係のコース
を新設するとのお話を、岡部学長がされたようだ。

グランドスラムを達成すると、もう全科履修生には
なれなくて、何となく物足りなく思っていたが、もう
1度全科生として、卒論が書けるということだろうか? 

高齢者、特に女性は、情報関係には弱いと言うのが
定説になっているが、私はIT機器の普及に遅れないように
ここ30年近くかなり努力してきたつもりだ。自作PCを使って
いた専業主婦のバアサンなど、私以外にはそんなに多くは
ないはずだ。

これまで放送大学の情報関連科目は、かなり単位を
取っている。このうちどれほどの科目が、新コースの
卒業単位として認められるのだろうか?

 GISを通じて学ぶ情報技術(面)  10年1学期
 情報処理実習(面)          90年1学期
 情報基礎管理学            97年1学期  A
 産業と情報               90年1学期  C
 情報化時代の産業・技術(4単位) 90年1学期  A
 情報工学(面)             90年1学期
 データベース実習(面)        96年1学期
 情報工学                90年1学期  @
 博物館経営・情報論08        08年2学期  @
 数値計算とデータ処理(4単位)  87年2学期  B

合計20単位あるが、「産業と技術」か「自然の理解」の
卒業要件として使ったものや、専門科目以外のものを
除くといくらもない。他にも統計学(面)などはPC使用
だった記憶があるが、これも共通科目に分類されている。

これまで4年制大学を8回、大学院修士課程を1回卒業
しているので、是非もう一度卒業して卒業証書10枚を
揃えてみたい。なかなか手強そうだが、情報系コースの
新設を手ぐすねひいて待つ心境である。

 

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2010年11月10日 (水)

【卒論】(その2)統一テーマの決め方

ひらめいた! で終わった昨日のブログ。
何がひらめいたのか書かないと詐欺みたいなもんだ。

6専攻全部の卒業と、6つの専攻特論執筆を目指して、
私が決めた卒論基本方針は
 1. 自分の人生に意義あるものであること
 2. 6回それぞれが独立した内容であること
 3. 統一したテーマがあること 、である。

「自然の理解」のどの分野を選ぶかの模索とともに、以上の
3条件を満たす卒論のテーマを決めることを考えるのに、
実は1年以上かかった。

ところが順調にいけば6回目の卒業が1999年になると計算
出来たとたんに、共通テーマと最後の専攻分野が一挙に
ひらめいた。そうだ! 20世紀後半論を書こう。

私は1942年生まれで、物心ついたときには、20世紀後半に
入っていた。つまり、私の人生はそのまま20世紀後半と
一致する。私自身が生きた時代の人類史における意味を
考え直すことは、自分自身にとっても有意義なはずだ。

しかし、いつの時代でも「当代」を評価するのは難しい。
例えば第2次世界大戦は、人類最後の大規模戦争なのか、
それともついには人類を滅亡に追い込む連続戦争の一つの
ステップなのか、は後世の結論にゆだねる他はない。
しかし我々が確実に人類史上に自ら書き込める事柄もある。
それは第2次世界大戦は、紛れもなく人類史上初の
「核兵器戦争」であったという事実である。

このように「人類史上初の・・・」という画期的かつ劇的変化を
列挙していけば、後世から見て我々の時代を特徴付ける
指標になるに違いない。5つの専攻分野のそれぞれで、
「20世紀後半に人類史上初めて」起こった事柄に関連する
論文を書き、最後に「人間の探究」の哲学分野で、20世紀
後半論を総括するという基本方針を決めた。

そこで最初の「自然の理解」の専攻特論は宇宙科学分野に
決めた。20世紀後半は、人類が初めて宇宙への進出を
試みた時代である。

指導教員は小尾信彌教授にお願いすることにした。

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【卒論】(その1)専攻特論の方法論

2学期が始まって1月と10日経った。まだ全く今学期の勉強は
していない。ブログの更新もずっとご無沙汰なので、しばらく
放送大学の卒論の思い出でも綴ろうと思う。

放送大学に第1期生として入学したのは1985年だった。
授業科目案内には興味深い科目が目白押しで、即座に
6専攻全部を卒業しようと決心した。手始めに、私にとって
一番難しそうな「自然の理解」専攻に決めたが、実のところ
卒論(当時は「専攻特論」で必修)が気がかりだった。

若い頃、卒論と修士論文を書いた経験があるので、文系の
論文の書き方については、一応心得はあった。しかし、私の
理解では、理系の卒論は実験・観察・観測・野外調査・実習・
コンピュータ使用の統計・計算で得たデータをまとめて作成
するもので、当時の私には到底手がつけられそうになかった。

2年目、「衣生活概論」のレポートが返送されてきたとき、
担当の矢部章彦教授(東京第一学習センター長)のコメントに
「是非、所長室を訪ねて来て下さい」とあったのを幸い、早速
お邪魔して指導教員の選択と卒論の方法について相談した。

矢部教授のお話では、理系の専攻特論は現在まだ方向が
定まっていないが、実験・実習を全員に課すだけの態勢は
整っていないとのことで、文献調査でいいとの感触を受けた。
例えば「科学史」の分野なら、私にも可能だと一安心した。

科学史といっても様々の分野がある。そろそろ専門科目を
分野を決めて集中的に取らなければいけない時期に
さしかかっていたが、開学間もない頃で、まだ開講されて
いない科目も多く、卒論の方針を決めるのは、雲をつかむ
ような話だった。

放送大学の専攻特論で、学問の発展に寄与しようなどとは
勿論思っていない。ただ当時40代後半だった自分自身の
後半生に、何かプラスするものであって欲しい。

入学が1985年、最初の卒業が4年後の1989年(第1期生は
編入はなかった)、その後2年ごとに卒業すると、6回目の
卒業は1999年という、何ともキリのいいような半端なような年
になる・・・と考えていたら、突然6つの卒論の共通テーマと
内容、そして最後にどの専攻分野を選ぶかまでが一挙に
ひらめいた!

何がひらめいたのか? は次の機会に書こうと思う。

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